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管理栄養士ブログ【第三回】

2017.12.14

こんにちは、ヤクセルの後藤です。

もう12月と1年の締めくくりに入りましたね!早いです…

12月と言えば、クリスマスや忘年会など外食をする機会が増えますよね。
外食は普段とは違った味わいでおいしい、楽しいからといってたくさん食べてしまいますが、
実は味つけが濃く、脂質が多いため食べ方に気をつけて欲しいと思います。
例えば宴会やコース料理では、前菜から揚げ物、メインにボリュームのある鍋物
などが登場するので、普段食べている量より多くなりがちです。
さらにお酒の力や雰囲気によって、ついつい多く食べてしまうわけです。



そんな外食続きの時に食べ方でこころがけてほしいことが
・いろいろまんべんなく食べる
・よく噛んで食べる
の2点です。

【いろいろまんべんなく食べる】
“一汁三菜”と聞いたことがある方も多いと思いますが、
これは室町時代に武家の供応食として完成した本膳料理が受け継がれ、
現代ではご飯に汁物、主菜、副菜、副々菜の総称で使われています。
この一汁三菜の食事は栄養バランスが摂りやすく、
洋食よりもエネルギーが控えめにしやすい利点があります。
好きだからおいしいから と揚げ物や肉料理ばかり食べず、
一汁三菜のように前菜、サラダから少しずついろいろまんべんなく
食べることで栄養の偏りなく、過剰なカロリーを摂取する事を避けましょう。

【よく噛んで食べる】
皆さん、ひと口何回くらい噛んで食べていますか?
何回噛んで食べることが推奨されていると思いますか?
実はひと口30回噛むことが推奨されています!!
これを聞いて多いと思った方も少ないと思った方もいると思いますが、
日本人の平均は10~20回くらいなので意外と少ないんです。
現代の食事は、食の欧米化や食品加工技術の向上により、
やわらかく、あまり噛まずに食べることのできる食品が増えているため、
戦前に比べ噛む回数は半分以下になっているのです。

よく噛んで食事することは
・消費エネルギーアップ(代謝を活発にする神経が刺激される)
・食べ過ぎ防止(適量で満腹感を味わえる)
・脳の活性化(様々な神経が活性化するので認知症予防にも)
・消化を助ける(細かくなって胃に入り消化酵素を受けやすくなる)
などなどカラダにいい効果が期待できるので、よく噛むことを心がけましょう!


以上を意識することで暴飲暴食が防止され
食べ過ぎによる体重増加も抑えることができるでしょう。

この時期さらに気をつけて欲しいことはお酒!
会食が増えるとついつい飲みすぎてしまうことも…
適量に飲んで健康面も気をつけたいですね!
次回はアルコールについて取り上げたいと思います。

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